債務整理の種類

こんにちは。

今日はスッキリしない&肌寒いお天気ですね。

でも、明日からは一転、夏の暑さになるようです。

気温も10度近く上がるようですから、体調崩さないよう気を付けましょう!

さて、先日、帝国データバンクより、22か月ぶりに倒産件数が増加したとの発表がありました。

コロナ関連支援策等もあって倒産件数は抑えられてきていましたが、ロシア・ウクライナ情勢による原材料高騰や急速な円安の影響が出始めたようです。

企業が倒産すると、当然従業員やその家族にも影響が出ます。

収入が減って、予定していた返済が厳しくなり、一気に負債が膨らんでしまうということも珍しくありません。

原材料高騰等の影響は食品値上げや光熱費の上昇などにも出ており、厳しい家計のやりくりを強いられています。

会社だけでなく個人を取り巻く環境も厳しさを増していますから、これまでは問題なくやりくりできていたのに返済に行き詰まるようになってしまったという方もいるかもしれません。

様々な事情で多額の負債を抱えてしまった場合、どうしたらよいのでしょう。

個人の方の場合、取りうる債務整理の方法として、大きく分けると①任意整理、②個人再生、③自己破産の3つがあります。

内容についてザックリ説明すると、それぞれ以下のようになります。

①任意整理は、各債権者と個別に協議・交渉をし、負債額を確定して全額を分割返済する手続き

②個人再生は、負債額を圧縮し、圧縮した額を3年(最長5年以内)かけて分割返済していく手続き

③自己破産は、保有する資産をお金に換えて負債の返済に充て、それでも返済できなかった分は債権者に返済を免除してもらう手続き

お気付きのとおり、②と③の手続きは、債権者に全額返済を受けられないという影響が及ぶため、裁判所に申し立てをし、多額の負債を抱えるに至った経緯や資産状況について客観的な資料に基づいて丁寧に説明して、裁判所の許可を受ける必要があります。

それぞれの手続きに関する詳しい内容は後日改めて触れたいと思います。

どの手続きが最適なのかは、人により、事情によって変わってきます。

そして、早い段階で対応した方が手続きの選択肢は広がります。

今はまだ滞納はしていないけど、負債が多くて困っている・・・という方がいらっしゃいましたら、お早めに弁護士に相談することをおすすめします。